
インドネシア産の備長炭(南洋備長炭)は、中国産白炭の輸出禁止以降、日本の輸入備長炭の主要な調達先のひとつです。CV. ABRAは東ジャワ州ジョンバンで2018年から備長炭を製造し、日本、中国、韓国、ベルギーへ輸出してきました。本記事では、輸入・仕入れを検討されている商社・卸売業者の方に向けて、品質の分析値、規格、梱包、取引条件、輸送上の注意点をまとめます。
輸入備長炭の主な産地
- 国産(紀州・土佐・日向など):品質の評価は高いものの、生産量が限られ、価格も高めです。
- 中国産:かつては日本の白炭輸入の大部分を占めていましたが、中国は2004年10月1日から木炭の輸出を全面的に禁止しました。
- ラオス産:中国の輸出禁止後に増えた調達先です。現地では木炭の輸出に関する規制が見直されており、動向の確認が必要です。
- インドネシア・マレーシア産(南洋備長炭):東南アジアの硬木を原料とする白炭で、中国産の代替として以前から輸入されています。
調達先を選ぶ際は、価格だけでなく、原料の安定性、分析値、規格の揃い方、輸出手続きへの対応力を比較することをおすすめします。
CV. ABRAの備長炭
- 原木:カリマンタン(ボルネオ島)産の硬木パラワン(pelawan)
- 製法:伝統的な窯で炭化した後、最終段階で約1,200℃まで精錬し、灰・土・砂で消火する白炭製法
- 製造地:インドネシア 東ジャワ州ジョンバン
- 輸出実績:2018年より日本、中国、韓国、ベルギー
分析値
インドネシアの検査機関スコフィンド(Sucofindo)スラバヤ試験所による分析結果です(2026年7月27日付、ASTM D1762-84)。
| 項目 | 到着ベース | 無水ベース |
|---|---|---|
| 固定炭素 | 92.75 % | 94.69 % |
| 灰分 | 1.92 % | 1.96 % |
| 揮発分 | 3.28 % | 3.35 % |
| 全水分 | 2.05 % | – |
| 全硫黄 | < 0.02 % | < 0.02 % |
| 総発熱量 | 7,886 kcal/kg | 8,051 kcal/kg |
同試験所の2026年7月6日付の分析では、無水ベースで固定炭素95.06 %、灰分1.27 %、総発熱量7,950 kcal/kgでした。分析値は提出サンプルに対するものです。分析書の写しはご要望に応じてお送りします。分析値の読み方は英語記事 How to Read a Charcoal Lab Report で解説しています。
規格
| サイズ | 長さ | 径 | 形状 |
|---|---|---|---|
| S | 5–10 cm | 2.5–5 cm | 丸 |
| M | 10–20 cm | 2.5–5 cm | 丸・割 |
| L | 20–27 cm | 2.5–5 cm | 丸・割 |
焼き鳥店の焼き台にはM・L、卓上こんろや七輪にはSが一般的です。1本のコンテナにサイズを組み合わせることも可能です。
梱包とコンテナ積載
- 1箱あたり正味15 kg、内袋(ビニール)入りの段ボール箱
- 20フィートコンテナ1本あたり800箱、約12トン
取引条件
| 最小ロット | 20フィートコンテナ1本 |
|---|---|
| 価格条件 | FOBスラバヤ(価格はお見積り) |
| 価格に含まれるもの | 商品代、内袋付き段ボール梱包、積出港までの搬入 |
| 輸出通関 | 当社が手配をサポートします。費用はFOB価格に含まれず、輸送費と合わせてご請求します。 |
| お支払い | 前払い30〜50 %、残金は船積書類の完成後 |
海上輸送の注意点
木炭は国際海上危険物規程(IMDGコード)上、UN 1361、クラス4.2(自然発火性物質)に該当します。IMDGコード第42-24回改正(2026年1月1日から強制適用)により、木炭の申告・梱包の扱いが厳しくなりました。船会社ごとに独自の引受条件があるため、ご発注前にフォワーダーを通じて必要書類と条件をご確認ください。
日本側の輸入手続き
- HSコード:木炭は第4402項に分類されます(竹炭、殻・ナッツ由来の炭以外の木炭は4402.90)。
- 関税・原産地証明:税率や経済連携協定(EPA)の原産地証明書の要否は、通関業者にご確認ください。
- 主な書類:インボイス、パッキングリスト、B/L、原産地証明書、SDS、分析書など。
品質確認の進め方
- 最新の分析書を確認する
- サンプルを取り寄せ、実際の焼き台で試す
- サイズ・形状・1箱の正味重量を書面で取り決める
- 梱包済み商品の写真で荷姿を確認する
- 見積書(プロフォーマインボイス)で価格条件と支払条件を確認する
お問い合わせ
お見積り、サンプル、分析書のご依頼は、メール(kerisna@gmail.com)またはWhatsApp(+62 813-4922-0444)までご連絡ください。仕向港、希望サイズ、数量をお知らせいただければ、条件をご案内いたします。英語版の製品情報は 製品ページ をご覧ください。
備長炭の仕入れ先をお探しですか
CV. ABRAはインドネシアで備長炭(S・M・L)を製造しています。最小ロットは20フィートコンテナ1本、FOBスラバヤです。製品情報をご覧いただくか、お見積りをご依頼ください。
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